掛け軸 八方厄除不動龍 江藤草淳 尺五 掛軸

中国では古来科挙登用への成功出世栄達を願う人々の間で最も珍重されたのが龍の絵です上の商品詳細画像をクリックして頂きますと画像が大きくなります 商品詳細作品名八方厄除不動龍 作家名江藤草淳作家履歴学生時代より洋画で各展に入選し芸大にて日本画を専攻し転向以来日本画一筋に研鑽を積む本紙新絹本 軸先陶器 新品高級桐箱入り 畳紙収納 サイズ約巾約縦作品については画面を見てご確認ください入荷時により表装の色柄が変更になる場合が御座いますご了承下さい写真は出来るだけ実物と近づけていますがどうしても差異が発生する事がありますのでご了承下さい商品説明中国では古来科挙登用への成功出世栄達を願う人々の間で最も珍重されたのが龍の絵です有名な登龍門の故事の通り鯉が龍となって神仏となったことから出世成功財運をもたらす象徴として崇められてきた名構図ですさらにお不動さんとして親しまれ悪鬼を退散させてくれる不動明王が盤石に鎮座する威厳ある趣を醸し出しています出世栄達の代名調登龍門とは中国古代の聖天子舜が黄河の氾濫を鎖めるために家臣に治水工事を命じたというしかし家臣は失敗してしまい代わりにその息子が継ぎ龍門山の堰を崩して氾濫を鎖めましたその時にできた三役の急流が龍門でやがて多くの鰐が競うように激流を遡ろうとしましたがなかなか昇り切る鰐はいませんでしたその時一匹の大鰐が力強く跳ね三股の激流を飛び越えたかと思うと神仏の化身とされる龍となり天へと飛翔していったという伝説ですこの大鰐は治水を成功させ立身出世した息子のことであり現在も出世成功の象徴代名詞として親しまれていますどこから見ても睨んで見える八方睨み葛飾北斎をはじめ由緒ある龍の絵は全国各地の古刹本堂の天井絵に数多く残されていますいずれも龍神信仰から描かれたものでありどの方角から見ても睨みつけているようにみえることからハ方睨みといわれています天空を自由に舞う龍神は出世栄達の象徴龍は神仏の化身であり厄難除けや出世栄達財達上昇をもたらすと崇められてきました龍をたつと呼ぶのは悪運を絶つことからきているともいわれており古くから龍の霊力にあやかり数多くの逸話伝説が残されています消災呪仏教全般特に禅宗では般若心経と並んで日常詠まれるありかたい経文様々な災いを消し去るという内容で禅修業の際にも毎朝何度も読経される由緒正しいお経 脇侍明王の脇にはハ大童子のうち制多迦童子と衿画翔羅童子が侍して不動明王を守る 盤石堅くて大きな金剛石をあらわし迷いのない安定した心を意味する八方睨み龍駱駝の頭鹿の角牛の耳兎の目蛇のうなじ鯉の鱗鷹の爪虎の掌を持つという古代中国の神獣四霊の一つどこから見ても睨んでいるように見える鋭い眼光で八方から押し寄せる悪運厄難を追い祓うとともに八方塞がりの状態を打開する 金雲龍のまわりには黄金色の雲があらわれる金雲すなわち金運に通じる縁起の良い題材が金運財運を上昇される如意宝珠龍は手に宝玉如意宝珠を掴んでいることから財運を掴む神としても崇められている如意宝珠は人が欲する財宝衣食住のあらゆる欲を思いのままに叶える宝珠のことである 炎不動明王の背中の炎はカルラ焔といい毒を持つ動物を食べる鳥をあらわしている 不動明王憤怒の形相で悪を睨み手に持つ索でぎを縛り付けるという不動明王古くからお不動さんと親しまれ邪悪から守護してくれるありかたい仏様佛説熾盛光大威徳消災吉祥陀羅尼義膜三浦多 母駄哺阿蓋吸底 賀多舎娑義哺 但姪他 噫怯怯 怯吉 怯吉 吽吽入珊吸入珊嘔 蓋嘔入珊吸蓋羅入珊囃 底慧陀底慧陀慧致哩慧致哩 娑登旺娑我旺扇底迦 室哩曳 娑屑屑 経文の意味三世十万の諸仏に帰依し奉る比類なき仏徳をもって一切の災難を除き賜う三界中の無上尊よこの無上尊こそ法報応の三身を備える遍法界の仏体であるその仏体には光明がある大いなる光明があるかくして一切の災難はたちどころに消滅し一切の吉祥は現れ陀羅尼消災呪の功徳が成就するのである